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ダニエル・マーティン(MARTIN Daniel)が優勝

2010ジャパンカップサイクルロードレース

2010年(平成22年)10月23日・24日に行われていた「2010ジャパンカップサイクルロードレース」(主催=宇都宮市、財団法人日本自転車競技連盟、主管=ジャパンカップサイクルロードレース実行委員会、NPO法人ジャパンカップサイクルロードレース協会)で、アイルランドのダニエル・マーティン(MARTIN Daniel=ガーミントランジションズ所属)が、後半からの思い切った逃げ切りが成功し初優勝となった。
▲写真=中央がダニエル・マーティン、左が2位のピーター・マクドナルド(ドラパック・ポルシェ・サイクリング)、右が3位の畑中勇介(シマノ・レーシング・チーム)

「驚異のアタック」と「度肝を抜く登坂力」で、逃げ切りのゴール。

「あれ。こんなに逃げ切って良いのかな?と、自分でも思ったのですが、ここまで差がついたらやるしかないと走りました」。表彰台にあがったダニエル・マーティンの第一声。「後ろに2人のチームメイトが走っていたので協力してくれると確信した」と、仲間のことも忘れない。

ダニエルがアタックをかけたのは残り3周の終盤戦。ぐいぐいとグループとの差を広げた。誰しもが「まだ早い」。「これでは持たない」と思ったが、その差は1分近くまでにり、後続の必死の追い込みを振り切って堂々とゴールした。「うれしい。日本の皆さんの声援のおかげで、自分の実力以上の走りが出来た」と喜ぶ。大谷石を使用した優勝カップを高々と挙げてうれしさを表現していた。

また日本の畑中勇介(HATANAKA Yusuke=シマノ・レーシングチーム)が、3位の好成績でゴールした。畑中は10週目を通過した時点で12位。トップと1分6秒差があった。その後、懸命な追い上げで2位争いに勝利してのゴール。2位から10位までが同タイム、団子状態でのゴールだった。

◎RESULTS
01位 ダニエル・マーティン(ガーミン・トランジションズ)
02位 ピーター・マクドナルド(ドラパック・ポルシェ・サイクリング)
03位 畑中勇介(シマノ・レーシング・チーム)
04位 西谷泰治(愛三工業レーシング・チーム)
05位 鈴木真理(シマノ・レーシング・チーム)
06位 宮澤崇史(チーム・NIPPO)
07位 ヨハネス・フレーリンガー(チームミルラム)
08位 アナス・ルンド(チーム・サクソバンク)
09位 新城幸也(ビーボックス ブイグテレコム)
10位 ルーカ・マッツァンティ(チームカチューシャ)


2位以下を57秒引き離して余裕のゴール

クリテリウムはトーマス・パルマーが獲得

2010ジャパンカップサイクルロードレース

宇都宮市内で始めて行われるクリテリウムレース。多くの観客が足を運び、レーススタート直前には、会場となる大通り周辺は人であふれた。15時よりセレモニーがありスタートは30分。パレード走行が三週有り、そのままゴールに突入した。

トーマス・パルマー(オーストラリア=ドラパック・ポルシェ)がトップでゴール。

レースは別府史之の飛び出しから始まった。「フミヤー」の声援の中を走行する姿はきりりとした凛々しい姿だった。その後、トップをジョゼフ・ルイス(オーストラリア=ドラパック・ポルシェ)とヨナス・ヨルゲンセン(デンマーク=サクソバンク)を獲得してトップグループが形成され始めた。

新城幸也とBboxブイグテレコムのチームは、中盤あたりからトップを伺う位置につけるが、その後、好位置を獲得できずに苦戦した。レース展開は、トップグループとそれ以外の長く続くグループで終盤戦まで流れ、トーマス・パルマー(オーストラリア=ドラパック・ポルシェ)がトップでゴールした。



各チームは「アグレッシブなレースになる」と予測

2010ジャパンカップサイクルロードレース

2010ジャパンカップサイクルロードレースの会場でプロチーム記者発表会が開催された。登壇したのは、「チームサクソバンク」からグスタフェリック・ラーション、「ガーミントランジジョンズ」からダニエル・マーティン、「チームカチューシャ」からロビー・マキュアン、「チームミルラム」からゲラルド・チオレック、「Bboxブイグテレコム」から新城幸也、「デローザ・スタックプラスティック」からクリスティアーノ・サレルノの合計6名。

天候に恵まれ素晴らしいレースに。

グスタフェリック・ラーションは、「すばらしいコースだし、美しいコース。このレースに参加できてうれしい」と話した。またダニエル・マーティンは「日本のみなさんが楽しんでいるのが素晴らしい。明日はケガなくゴールを目指したい」と語った。

新城幸也は「去年は寒かったけれど、今年は天候も良いので素晴らしいレースになる。いつ走っても、このコースはとてもハード。ファンの方々のためにも良いレースをしたい」と抱負を語った。


グスタフェリック・ラーション、とダニエル・マーティン。

「良いレースになると思う」と新城幸也。

新城幸也も笑顔で参戦。手を振りながら走行。

2010ジャパンカップ サイクルロードレース

9時から始まった「オープニングフリーラン(14.1㎞)」には、新城幸也とBboxブイグテレコムのメンバーが参戦。笑顔を振りまいて走る新城とビーボックスのメンバーに声援が続いた。

ほぼ中間の順位でゴールした新城選手を多くのファンが取り囲こみ、サインや写真撮影が行われていた。

新城幸也が笑顔で走行

プログラムは、9時からのオープニングランに続いて、9時50から「チャレンジレース(24.4㎞)、11時から「オープニングレース(男子=80.8㎞、女子=42.3㎞)が、宇都宮市森林公園でむ行われ、午後15時30分から「ジャパンカップクリテリウム(35.65㎞)が、宇都宮市大通り周辺で行われる。


天候に恵まれてジャパンカップが開幕

2010ジャパンカップサイクルロードレース

2010ジャパンカップ サイクルロードレース」が開幕した。天候に恵まれ、宇都宮市森林公園周辺には多くのファンが足を運んでいる。9時よりオープニングフリーランがスタートした。


新城幸也は帰国。Bboxブイグテレコムは来日。必勝を誓う。

2010ジャパンカップサイクルロードレース

【ジャパンカップ現地取材第1報】
ジャパンカップに出場するBboxブイグテレコムは、本日午後3時前に成田空港に到着。新城幸也も元気な姿を見せた。選手4人、スタッフ3人の総勢7人は本日中に宇都宮のホテルへと移動し、土曜日のクリテリウム、そして日曜日のジャパンカップへと挑む。
▲写真は成田に到着した 新城幸也とBboxブイグテレコムのクルー。

新城幸也とチームは既に宇都宮入り。

2010ジャパンカップサイクルロードレースが、宇都宮市大通り周辺と宇都宮市森林公園周辺で、2010年(平成22年)10月23日・24日、両日にわたり開催される。

このレースは1990年に開始され、今年で19回目。UCI(国際自転車競技連合)のアジアツアーで唯一、最高位となるオークラス(Hour Class=HC)ら設定されるワンデイレース。世界的なプロが果敢で醍醐味のあるレース展開が予想される。ツール・ド・フランス2010以後、好成績を走り出している新城幸也(Bboxブイグテレコム)とチームが参戦する。21日の午後3時に成田に到着し、既に宇都宮入りしている。

今年は、宇都宮市内で「ジャパンカップクリテリウム(35.65㎞)」が実施され、プログラムも充実し期待できる2日間となる。

新城幸也。シャンゼリゼまで2年連続完走②

ツール・ド・フランス2010=第20ステージ(グランフィナーレ)

【現地取材リポート第24報(最終回)】
新城幸也、パリに凱旋! 最終ステージとなった第20ステージは、シャンゼリゼの周回コースに入るまでの間ほとんどサイクリング状態で進行し、本格的にレースがスタートすると11人の逃げが形成された。しかし、集団はあきらかに泳がせている態勢で、やはり勝負は最後のスプリントへ。新城は好位置につけながらラスト1kmほどで一気にポジションを上げたが、並み居るスプリンターたちの前に16位に終わった。そして、日本人初のツール・ド・フランス2年連続の完走だ!

▲レース後、チーム全員が凱旋門前までパレード走行。総監督、監督とともに記念撮影。

多くの歓声に支えられての完走

レース後、チームバスの前で記者会見を行った新城は、「余裕を持ってレースに挑むことができた。去年のツール、そして今年のジロの経験を生かした。チームからパリの表彰台に上がることができたのもうれしい」とコメント。

昨年、総合129位で終えた新城だが、今年は112位。「タイムトライアルも総合も、いつも真ん中くらい」と新城は笑うが、世界最高峰のレース出場メンバーのなかの真ん中ということは、彼自身のステージレーサーとしての素質をはっきり示すものだ。


新城はシャンゼリゼに16位でフィニッシュした。

3642kmを走破し、すがすがしい表情でチームバスへと戻ってきた新城。

新城幸也。シャンゼリゼまで2年連続完走①。

ツール・ド・フランス2010=第20ステージ(グランフィナーレ)

【現地取材リポート第23報=現地メディアからの報告】
ツール・ド・フランス2010は最終日、「20e(20エタップ=20ステージ)」を迎えた。スタート地点のロンジュモーでは、今までとは違う充実した雰囲気にあふれている。それぞれチームが、それぞれの選手が「悔いなく走ろう」という共通の絆で結ばれている。パリまでは102.5キロ。「20eは、走りとおした日々を思い出しながらシャンゼリゼをめざすのさ。その感動は走ったものでなければわからないだろうな」と、大会関係者は語る。

▲ツール・ド・フランス2010に参加のため、パリに向かう成田空港で。笑顔と共に全力で走り通す意気込みにあふれていた。
写真提供=イイミワ

世界的な評価を獲得しつつある新城幸也。

フランスばかりでなく世界中のマスコミがこの「20e」を取材している。新城幸也(Bboxブイグテレコム=ビーボックスブイグテレコム)の母国、日本からもツアーと共にフォローした随行マスコミが10人程度、バリで待ち構えるマスコミが20人程度と多い。これも日本でのロードレース人気、そして新城幸也(Bboxブイグテレコム=ビーボックスブイグテレコム)人気の表れか。

当然、オフィシャル中継をしている国際映像スタッフにも「日本の新城幸也をマークせよ」との指示は出ていたはず。新城がアルベルト・コンタドールと伴走するショット、笑顔でカメラに手を振るショット、またTVクルーとも親しいと思われるトマ・ヴォクレールが「彼がツールとジロを完走した日本人だよ」と、生放送コメントショットを放映していた。それだけ新城がツール・ド・フランスで市民権を得ていたことの証となるだろう。

彼、新城を評価すれば、チームのこと、チームメイトのこと、クライアントのことなどを大切にする選手として高い評価をする関係者が多い。事実、シャンゼリゼをチームメイトと走る姿を見ると、新城の存在感の大きさに気がつく。それだけ日本を代表する選手になったと言うことだろう。

新城はグランツールの体験をとおして一回りも二回りも大きくなったと言える。9月のブエルタ・ア・エスパーニャ、オーストラリアでの世界選手権。今後はこの2つを視野に入れている様子だ。

新城幸也。タイムトライアルに果敢に挑戦。

ツール・ド・フランス2010=第19ステージ

【現地取材リポート第22報】
今年のツール・ド・フランスにおいて、初日にプロローグとしてタイムトライアルがあったほかは、今日が実質上最初のタイムトライアルだ。昨日のフィニッシュ地点、ボルドーをスタートし、ポウヤックまでのほぼ平坦な52kmを170人が一人ずつ走るのだ。
▲タイムトライアル専用ヘルメットと自転車で快走する新城幸也。

「パリまであと100kmです!」と、新城。

新城幸也は「総合争いをしているわけではないから」と下見なしで今日のステージに挑んだ。タイムトライアル専用の自転車は、ジロ・デ・イタリアのときからハンドルポジションを5mm下げている。

快調なテンポを刻んで走りきった新城は、1時間10分3秒で126位。総合順位は112位となった。「パリまであと100kmです!」と笑顔の新城。今日もボルドーに泊まり、明日朝パリ近郊までTGVで移動して、最後のステージに挑む。


第19ステージを走り終えた新城。もうパリは近く、大きなアクシデントがない限り完走は間違いない。

激走を続ける新城幸也。16位でゴール。

ツール・ド・フランス2010=第18ステージ

【現地取材リポート第21報】
ピレネー山麓のポーの街から少し西に移動し、小さな町サリー・ド・ベルンから第18ステージがスタートした。スタート直後からできた逃げ集団は一度吸収されたが、再度できた3人の逃げに1人が加わって、レースは落ち着いた。
▲新城幸也は第18ステージを16位でフィニッシュ。優勝したカヴェンディッシュの右上に見えるのが新城だ。

新城幸也は16位でフィニッシュ

後続のメイン集団は2~3分ほどのタイム差を保ちながら、自分のチームのスプリンターをゴールに導くため、有利な位置取りの「列車」を形成する。新城幸也は集団内で落ち着いて走り、チームメートのセバスチャン・チュルゴーのゴールスプリントに賭けている様子だ。

レースはメイン集団が逃げを捕まえ、ボルドーの街中へ。各チームの列車を退けてHTC・コロンビアのマーク・カヴェンディッシュが圧勝。これでカヴェンディッシュは今ツール4勝目を飾った。新城は16位でフィニッシュしたが、これは彼にとって決してよい成績ではないのだろう、言葉もなくチームバスへと帰っていった。

新城幸也もピレネーを制覇。いよいよパリへ。

ツール・ド・フランス2010=第17ステージ

【現地取材リポート第20報】
ピレネーの山岳ステージもついに最終となった。総合優勝争いは現在首位のアルベルト・コンタドールに対して、たった8秒差でアンディ・シュレック。今日の山岳で雌雄を決することは明らかだった。
▲新城幸也もピレネーを制覇。これでツール・ド・フランス完走は確実だろう。

ツールマレー峠の崖上に陣取る日本からの応援団

新城幸也の所属するBboxブイグテレコムにとっても、山岳リーダージャージのマイヨブラン・アポワ・ルージュを着るアントニー・シャルトーを守り、パリの表彰台に乗せるのは大きな目標。昨晩からの雨に選手たちの気持ちも今ひとつだが、やるべきことがはっきりしている新城は、元気よくスタートラインについた。

レースは総合争いにも山岳賞にも関係のない7人の逃げができ、1級のマリーブラン峠、同じく1級のスロール峠を越えた。後続のメイン集団ではシュレックの逆転を図るサクソバンクがペースを上げるが、新城はチームカーへと下がって全員にボトルを渡し、仕事をこなす。そして最後の峠、2日前に上ったばかりのツールマレー峠への上りにかかり、ついにマイヨジョーヌの集団からちぎれ、チームメートのトマ・ヴォクレールとともにゴールを目指した。新城は今日の区間順位100位、総合は112位でこの第17ステージを終えた。


日本からの応援団がツールマレー峠の崖上に陣取る

パリまであと526km、新城の目にはもう凱旋門。

ツール・ド・フランス2010=休養日②

【現地取材リポート第19報】
昨日の第16ステージでフェドリゴがスプリントを制し、なんとBboxブイグテレコムがステージ2連勝となった。新城らチームメートはホテルへ向かうチームバスの中で乾杯。上々の気分で2回目の休養日を迎えた。

新城の目にはもう凱旋門が見えているはず。

現在までの順位は、140位、総合109位の新城。「明日もシャルトーのマイヨ・ア・ポワを守るために働く。パリまで守りきれば彼のためにもいいし、チームの来年のためにもいいはず」と話す。パリまであと526km、新城の目にはもう凱旋門が見えているはずだ。

ブイグテレコム驀進。16ステージを制す

ツール・ド・フランス2010=第16ステージ

【現地取材リポート第18報】
ピレネー3日目はバニエル・ド・リュションからポーまでの199km。大きな峠を4つ越えるコースだ。この日1日での累積獲得標高差は4000mを遙かに超えるので、海から富士山山頂までを登り切るよりも厳しいステージだ。

ピレーネの山岳地帯を激走する新城。

レースは、スタート直後の上り、ペイルスールドから総合上位陣が動き、新城幸也のチームメート、アントニー・シャルトーが前の集団に入った。さらに、3つ目の峠、ツールマレーで後続の集団が30秒ほどの差に縮まると、ここからピエリック・フェドリゴ(Bboxブイグテレコム)が加速して前に追いついた。

この動きでマイヨジョーヌを擁する集団は落ち着き、アームストロング、フェドリゴらは逃げ切ることになる。レースは終盤、カルロス・バレドが40km以上も独走したが、追走のアームストロングらがゴール直前で吸収。フェドリゴがスプリントを制し、なんとBboxブイグテレコムがステージ2連勝となった。

バレス峠の頂上で、日の丸が振られ新城を応援。

ツール・ド・フランス2010=第15ステージ

【現地取材リポート第17報】
ピレネー2日目。今日は4級、2級、2級の峠を越え、最後に超級のバレス峠(標高1755m)を越えてバニエル・ド・リュションにゴールする187kmのコースだ。新城幸也には、チームメートに山岳賞のリーダージャージであるマイヨブラン・アポワ・ルージュを着るアントニー・シャルトーがいるため、それをしっかり支える仕事が与えられていた。
▲今日最後の上り、バレス峠の頂上で日本のファンが国旗を振った。

トマ・ヴォクレール(Bboxブイグテレコム)が逃げきる。

山岳賞2位のジェローム・ピノー(クイックステップ)が動くと、その逃げを封じ込めるだけでなく、有力な逃げにチームメートを送り込むべく動いた新城は、トマ・ヴォクレールとセバスチャン・チュルゴーが逃げに入ると、今日の仕事は終了。最後のバレス峠はグルペットと呼ばれる後方の集団でフィニッシュしたが、期待に応えたヴォクレールが独走で優勝し、新城の努力は報われた。


序盤のアタック合戦に対応すべく集団前方で走る新城。

新城は103位でフィニッシュ。総合は98位。

ツール・ド・フランス2010=第14ステージはピレーネ

【現地取材リポート第16報】
ピレネーを走る山岳ステージが今日から始まった。ルベルからアクス・トロワ・ドメンまでの第14ステージは184km。途中には超級カテゴリーの峠、パイエール峠があり、さらにゴールは山の上のスキー場の頂上に設定されている過酷なコースだ。
▲メイン集団の最前列に新城(写真左端)が出て、山岳ジャージのアントニー・シャルトーとともに睨みをきかす。

ピレーネに突入。みごとな仕事ぶり新城。

天気は快晴、気温は30度を越え、選手たちは頻繁にチームカーに下がって給水を要求する。序盤の逃げにピエール・ローランを乗せたBboxブイグテレコムは、アントニー・シャルトーの山岳ジャージを守るように新城幸也が集団の前に出て走り、見事な仕事ぶりを見せた。

「普段の練習くらいのペースだったので、それほど疲れていません」と新城。アクス・トロワ・ドメンの頂上への上りもチームメートのトマ・ヴォクレールと上り、103位でフィニッシュ。総合は98位となった。


今日最後の上り、アクス・トロワ・ドメンへと向かう新城。

エキップアサダ時代にお世話になったツールーズの「おおきに」の方々がルベルのスタート地点に現れた。

新城幸也が健闘して区間19位。

ツール・ド・フランス2010=第13ステージ

【現地取材リポート第15報】
第13ステージは、ロデズからルベルまでの210km。アップダウンの続くコースは新城幸也の得意とするものだと思われたが、逃げに乗ったのはピエリック・フェドリゴだった。3人の逃げグループが形成され、新城は後続のメイン集団に残った。
▲集団の中で町を駆け抜ける新城幸也

新城は19位でフィニッシュ。総合96位、ついに2ケタ。

新城は「逃げは速かったので、フェドリゴがに任せました」。そしてレース終盤、「前の逃げに追いついてからの最後の峠は20~30番手くらいで下ったので、頂上でヴィノクロフが行ったのが見えていました」。ヴィノクロフ(アスタナ)はそのまま逃げ切って区間勝利を挙げる。Bboxブイグテレコムのエース、トマ・ヴォクレールもアタックしたが、実を結ばず。新城は19位でフィニッシュした。新城は総合96位、ついに2ケタに突入した。


ラバルのゴールを19位でフィニッシュした新城

新城幸也、チームに貢献しツールド走破中。

ツール・ド・フランス2010=第12ステージ

【現地取材リポート第14報】
第12ステージは、ブール・ド・ピアジュからマンドまでの210kmで争われた。30kmほど離れたホテルからチームバスで移動してきた新城幸也(Bboxブイグテレコム=ビーボックスブイグテレコム)は、スタートの支度を整え、出走サインを済ませると、のんびりとスタートを待った。
▲ゴールまでラスト3km、大勢の観客が見守る中、笑顔で坂を上っていく新城幸也。

通称「ローラン・ジャラベール坂」を笑顔で走行。

「昨日、1ポイント差で山岳賞ジャージを失ったアントニー・シャルトーを逃げに乗せる」。スタートから2時間近くもアタック合戦は止まなかったが、ついに18人の逃げグループにシャルトーを乗せることに成功。その後、新城はメイングループの中でボトルを運ぶなどの仕事をこなした。

今日のレースはアタック合戦もあってかなりハイペースで進んだため、新城も疲れたはずだが、ゴール前の5kmの上り坂、通称「ローラン・ジャラベール坂」を笑顔で上り、暑い1日を走り終えた。区間順位は105位、総合は101位となった。

スプリントで勝ち抜き、新城幸也が6位。

ツール・ド・フランス2010=第11ステージ

【現地取材リポート第13報】
今年のツール・ド・フランスは折り返し点を過ぎた。システロンからブール・レ・ヴァランスまでの184kmで争われた第11ステージは、逃げグループが行ったあとは淡々とレースが進み、終盤を迎えた。「前との差をコントロールしたわけじゃないと思いますよ。向かい風だったと思うし、前の逃げは楽な日じゃなかったでしょう」と新城。タイム差はさほど広がらず、定石通り、レースは集団でのゴールスプリントを迎えた。
▲スプリントゴールの新城幸也。

単独で並み居るスプリンターとの競演

ゴールスプリントではチームメートのチュルゴーをアシストする予定がうまくいかず、単独で並み居るスプリンターとの競演に突撃した新城。「ラスト300mでペタッキの後ろに入ったのですが、そこから先、前は離れて行きました(笑)。全開で踏んだのですが…。でも、まだ疲れてはいません」と語る新城は、日本のファンの期待を一身に背負ってパリへと向かう。

01=マーク・カヴェンディッシュ(HTC・コロンビア)
02=アレッサンドロ・ペタッキ(ランプレ)
03=タイラー・ファラー(ガーミン・トランジションズ)
04=ホセホアキン・ロハス(ケースデパーニュ)
05=ロビー・マキュアン(カチューシャ)
06=新城幸也(Bboxブイグテレコム)
07=トル・フースホフト(サーヴェロ・テストチーム)
08=ロイド・モンドリー(アージェードゥーゼル)
09=ユルゲン・ルーランズ(オメガファーマ・ロット)
10=ゲラルド・チオレック(チームミルラム)


好調な新城幸也。出番をじっと待つ。

ツール・ド・フランス2010=第10ステージもアルプス。

【現地取材リポート第12報】
今日のステージはシャンベリーからガップまでの179km、1級カテゴリーの峠と3級、2級の峠が続くステージだ。昨日までの厳しいアルプスステージほどではないが、アップダウンの続く180kmは楽ではない。そこを、「調子はいいです」と言い切る新城幸也は快調に走りきった。
▲グルノーブル南の町を通過する新城幸也。

新城幸也は、好調さを継続

序盤にBboxブイグテレコムのメンバーを含まない4人の逃げが行ったあと、新城は自ら仕掛けて追走を企てた。しかしこれは失敗。チームメートのピエール・ローランらが新城に代わって追走し、6人の逃げを形成した。
アスファルトが溶けるほどの、摂氏34度という気温のなか、6人は11分という差を開いて逃げ続け、勝ったのはセルジオ・パウリーニョ(レディオシャック)。ローランは残念ながら4位に終わった。新城は区間111位、総合107位で今日を終えたが、好調はまだまだ続きそう。


ガップのゴールに着いた新城。真っ黒に日焼けしながらも落ち着いた表情で、好調をアピールした。

1級の山岳カテゴリーを走破する新城幸也。

ツール・ド・フランス2010=第9ステージ

【現地取材リポート第11報】
ツール・ド・フランス2010。第9ステージはモルジーヌ・アヴォリアからサン・ジャン・ド・モリエンヌまでの204km。途中に1級カテゴリーの峠が2つ、超級カテゴリーの峠が1つある、アルプスの強烈な山岳ステージだ。しかし、1日で累積標高差4000mを超えるこのステージでさえも、新城幸也(Bboxブイグテレコム=ビーボックスブイグテレコム)の勢いを止めることはできなかった。
▲第1カテゴリーの峠、コロンビエールを上る新城幸也。

アームストロングとエヴァンスに挟まれて。

「今日はメイン集団で淡々と上り、淡々と下りました。キツくはなかったです」。アルプスの超級ステージでこんな発言をした日本人選手はこれまでにいなかった!。チームメート2人を送り込んだ12人の逃げ集団を見送り、最初のカテゴリー1級の峠、46km地点のコロンビエール峠を笑顔で上ってきた新城は、そのまま次のアラビス峠、セジ峠もメイン集団で走行。最後の超級カテゴリー、マドレーヌ峠の上りにかかったときも、総合優勝争いの選手たちがペースを上げると、「アームストロングがそばにいて、エヴァンスは後ろだった」というほど好位置で走行。下りも危なげなくスムーズにこなし、結果は区間96位。総合107位でアルプス第2日目をまとめた。

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