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アルプスに向けて果敢なかけひきが続く

ツール・ド・フランス2011=第16ステージ

【現地取材リポート=第18報】
休養日を終えて、ツール・ド・フランスがアルプスに近づいてきた。今日はサンポールトロワシャトーからガップへの162.5km。途中の峠は終盤に1つだけ、カテゴリー2級のマンス峠だ。ゴール11km手前のこの峠を下ればガップの街なので、総合争いを賭けた動きも予想された。
▲写真=トール・ヒュースホーウトとエドワルド・ボアソンハーゲ(スカイ)がマンス峠の上りで先行するライダー・ヘシェダール(ガーミン・サーヴェロ)を追う

総合はトマ・ヴォクレール、エバンズ、フランク・シュレック、アンディの順

スタート直後からヴァカンソレイユの選手がアタック、さらに立て続けにアタック合戦となるが、1時間経っても決まらない。最初の1時間の平均時速が51kmを超えた)!)のもそのせいだ。

およそ100km走ったころにようやく10人の逃げが決まり、タイム差が開いていく。6分差を持ってこの10人がマンス峠に突入。そしてライダー・ヘシェダール(ガーミン・サーヴェロ)が先行し、チームメートのトール・ヒュースホーウトとエドワルド・ボアソンハーゲン(スカイ)が追う展開となった。峠の下りで先頭は3人となり、ゴールスプリントはヒュースホーウトが13ステージに続き2勝目!

後続ではなんとアルベルト・コンタドール)サクソバンク・サンガード)がアタック! これをカデル・エバンズ(BMC)が追い、アンディ・シュレック(レオパード・トレック)が遅れた! この展開で総合はトマ・ヴォクレール(ユーロップカー)に続き、エバンズ、フランク・シュレック(レオパード・トレック)、アンディの順となった。


アルベルト・コンタドール)サクソバンク・サンガード)がアタックし、カデル・エバンズ)BMC)が追走。2人で総合のタイム差を少しでも広げようと力走する

◇この記事は、「日報サイクル」が「ハブクリエイト」と「ニュースオンライン」の協力を得て現地に派遣し取材を実施しています。

ツアー・オブ・北京(Tour of Beijing)10月5日から開催

国際自転車競技連合+中国自転車競技連盟

【現地取材リポート=第17報】
今日は2度目の休養日。選手たちにとっては移動がなく、ゆっくりと身体を回復に宛てられる日だ。そしてプレスルームでは、国際自転車競技連合のパット・マックエイド会長とツール・ド・フランスのディレクター、クリスティアン・プリュドム氏が10月に開催されることが正式に決まったツアー・オブ・北京についての会見を行った。

10月5日、オリンピック"鳥の巣"スタジアムからスタート

ツアー・オブ・北京(Tour of Beijing)は、2011年(平成23年)10月5日から9日までの5日間で予定されているステージレース。翌週、15日にはヨーロッパプロにとってのシーズン最終戦、ジロ・ディ・ロンバルディアを控えており辛い移動になるが、アジアの自転車競技界にとっては大きな一歩となる。すでにUCIワールドツアー18チームが出場リストに挙がっている。

会見ではマックエイド会長が「UCIのワールドツアー構想において、アジアで最もプレステージの高いこのレースが開催できることをうれしく思う」と挨拶し、ASOのプリュドム氏はオーガナイズを今年から4年間に渡って契約したことを発表した。中国自転車競技連盟の石琰【王へんに炎】(SHI YAN)氏は「2008年北京五輪のすばらしい成功を覚えている方も多いでしょう。ぜひ北京にまたお越しください」とアピールした。

10月5日、ツアー・オブ・北京は11.3kmの個人タイムトライアルからスタートする。場所はあの、オリンピック"鳥の巣"スタジアムだ!

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カヴェンディッシュが今ツール4勝目

ツール・ド・フランス2011=第15ステージ

【現地取材リポート=第16報】
今日の第15ステージは、リムーからモンペリエへの192.5km。途中にカテゴリー4級の峠があるものの、コースとしてはほぼ平坦。強力な逃げグループなら逃げ切りの可能性もあるが、残る平坦ステージの数を考えると、スプリンターを擁するチームは確実に区間勝利を狙いたい日だ。
▲写真=マーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)がゴールスプリントを制し、4勝目をマークした。

マイヨジョーヌはトマ・ヴォクレールが守り、ついに10日目を迎える

スタート直後から5人の逃げが形成された。ミカエル・ドゥラジェ(FDJ)、サミュエル・デュムラン(コフィディス)、アントニー・ドラプラス(ソジャスン)のフランス人3人に、ミハイル・イグナーティエフ(カチューシャ)、ニキ・テルプストラ(クイックステップ)というメンバー。マイヨジョーヌのトーマ・ボークレールを率いるユーロップカーはさっそく集団をコントロール。タイム差を3分台にとどめる手堅いレース運びで、レース中盤からはHTC・ハイロードが集団の先頭に出てマーク・カヴェンディッシュのスプリントに備えた。

筋書き通り、逃げはゴール手前ですべて吸収。そしてゴールスプリントはカヴェンディッシュとタイラー・ファラー(ガーミン・サーヴェロ)が競り合い、カヴェンディッシュが今ツール4勝目を飾った。マイヨジョーヌはトマ・ヴォクレールが守り、ついに10日目を迎える。パリまで着続ける可能性も見えてきた!

◎リザルト=第15ステージ(ステージ順位)
01位=4h 20' 24"=マーク・カヴェンディッシュ=HTC・ハイロード
02位= + 00' 00"=タイラー・ファラー=ガーミン・サーヴェロ
03位= + 00' 00"=アレッサンドロ・ペタッキ=ランプレ・ISD
04位= + 00' 00"=ダニエル・オス=リクイガス・キャノンデール
05位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
06位= + 00' 00"=ベン・スウィフト=チームスカイ
07位= + 00' 00"=ゲラルド・チオレック=クイックステップ
08位= + 00' 00"=トニー・ギャロパン=コフィディス
09位= + 00' 00"=フランシスコホセ・ベントソ=モビスター
10位= + 00' 00"=セバスティアン・イノー=アージェードゥーゼル


マイヨジョーヌは新城幸也のチームメート、トマ・ヴォクレールが着用。ちなみに彼は2004年にマイヨジョーヌを13日間着ている

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トマ・ヴォクレールがマイヨジョーヌ維持

ツール・ド・フランス2011=第14ステップ

【現地取材リポート=第15報】
ピレネー3日目。サンゴーダンからプラトードベイユまでの168.5kmは、5つの山を越えたあげくの山頂ゴール。この山を越えればトマ・ヴォクレール(ユーロップカー)がアルプスまでマイヨジョーヌを守れる可能性が出てきた。
▲写真=ピレネー山岳では熱狂的なファンがスペインやイタリアなどからも大挙して訪れ、選手たちを待ち構える

トマ・ヴォクレールはピレネーを乗り切ったのだ。

この日は逃げが散発し、一時は25人の逃げが形成される場面も。それというのも山岳が厳しく、逃げと追走が入り乱れる展開となったからだ。しかしそれも最後の山岳、プラトー・ド・ベイユに入ってレオパード・トレックが強力にメイン集団を牽引し、前に数人を残すのみとなった。ここでイェル・バネンデルト(オメガファルマ・ロット)がアタックし、逃げていたサンディ・カザー(FDJ)を抜き去って単独トップに。彼はこのまま逃げ切り、みごとに区間勝利を飾った。

総合争いのメイン集団はアンディ・シュレック(レオパード・トレック)やカデル・エバンズ(BMC)らがアタックを繰り返すが、マイヨジョーヌが離れない。そしてそのままトップから48秒遅れでフィニッシュ。ついにヴォクレールはピレネーを乗り切ったのだ。

◎リザルト=第14ステージ(ステージ順位)
01位=5h 13' 25"=イェーレ・ファネンデルト=オメガファーマ・ロット
02位= + 00' 21"=サムエル・サンチェス=エウスカルテル
03位= + 00' 46"=アンディ・シュレク=レオパード・トレック
04位= + 00' 48"=カデル・エヴァンス=BMCレーシングチーム
05位= + 00' 48"=リゴベルト・ウラン=チームスカイ
06位= + 00' 48"=アルベルト・コンタドール=サクソバンク・サンガード
07位= + 00' 48"=トマ・ヴォクレール=ユーロップカー
08位= + 00' 48"=フランク・シュレク=レオパード・トレック
09位= + 00' 48"=ジャンクリストフ・ペロー=アージェードゥーゼル
10位= + 00' 48"=ピエール・ロラン=ユーロップカー


イェル・バネンデルト(オメガファルマ・ロット)がプラトー・ド・ベイユでアタックし、独走で区間勝利を挙げた

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トマ・ヴォクレール(ユーロップカー)マイヨジョーヌ7日目

ツール・ド・フランス2011=第13ステージ

【現地取材リポート=第14報】
ピレネー2日目の今日は、ポーからルルドへの152.5kmのステージ。カテゴリー3級、2級の峠を越えて、超級カテゴリーのオービスク峠(1,709m)に上り、40km先のルルドの街にゴールする設定だ。
▲写真=トーマ・ボークレールのマイヨジョーヌを守るため、集団をしっかりコントロールしてオービスク峠を上るユーロップカーの選手たち

ピレーネ2日目。激走する選手たち

総合成績では、すでに首位から10分以内に23人しかいなくなっており、それ以外の選手が逃げたとしても大きな打撃にはならない。そしていくつかのアタックの後、10人の逃げが形成された。リーダージャージを率いるユーロップカーにとっては好都合な展開だ。

逃げの10人には世界チャンピオンのトール・ヒュースホーウト(ガーミン・サーヴェロ)が入っていた。最後のオービスク峠の上りでは、ジェレミー・ロワ(FDJ)が先行するが、ヒュースホーウトはダビー・モンクティエ(コフィディス)とともに落ち着いて前を追い、ゴール前に捕まえて抜き去った。世界チャンピオンがツール・ド・フランスで独走勝利。これほど格好いい絵柄もなかなかない!

一方、メイン集団はユーロップカーがしっかり働き、7分37秒遅れでルルドにゴール。ヴォクレールのマイヨジョーヌキープは7日目を迎えることになった。

◎リザルト=第13ステージ(ステージ順位)
01位=3h 47' 36"=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ
02位= + 00' 10"=ダヴィ・モンクティエ=コフィディス
03位= + 00' 26"=ジェレミー・ロワ=FDJ
04位= + 05' 00"=ラルスイティング・バク=HTC・ハイロード
05位= + 05' 02"=ジェローム・ピノー=クイックステップ
06位= + 05' 03"=エドヴァルド・ボアッソン=チームスカイ
07位= + 05' 08"=ウラディミール・グセフ=カチューシャ
08位= + 05' 16"=アレッサンドロ・ペタッキ=ランプレ・ISD
09位= + 05' 16"=マーティン・チャリンギ=ラボバンク
10位= + 06' 48"=フィリップ・ジルベール=オメガファーマ・ロット


昨年オーストラリアで開催された世界選手権で優勝し、現世界チャンピオンのトール・ヒュースホーウト(ガーミン・サーヴェロ)が逃げに乗り、区間勝利を果たした。ちなみに昨年の世界選で新城幸也は9位に入っている。

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サミュエル・サンチェスが初勝利。トマがマイヨ・ジョーヌを死守

ツール・ド・フランス2011=第12ステージ

【現地取材リポート=第13報】
全21ステージで戦われる今年のツール・ド・フランスは今日がちょうど中日の第12ステージ。そしてピレネーの山岳3連戦がスタートした。天候は曇り、気温は20度ほどと過ごしやすいが、選手たちは総メッシュのレーサージャージに身を包み、登坂に備える。
▲写真=ピエール・ロランの完璧なアシストで総合首位を守ったトーマ・ヴォクレール(左)。まだ総合2位のフランク・シュレックまで1分49秒ある!

いよいよピレーネ勝負が始まる

序盤からできた逃げは6人、最大9分ほどの差を開いた。しかし最後のツールマレー峠で先頭はジェレミー・ロワ(FDJ)とゲラント・トーマス(スカイ)の2人となり、追走でロマン・クロイツィーゲル(アスタナ)が2分差。ゴールはスキー場リュザルディダンだが、ここへの上りで総合争いのメンバーがついに動き出した!

まず先手を打ったのはサムエル・サンチェス(エウスカルテル)ら。彼はこのままイェル・バネンデルト(オメガファルマ・ロット)とアタックし、逃げをすべて吸収。追走はアルベルト・コンタドール(サクソバンク・サンガード)、アンディ&フランク・シュレック(レオパード・トレック)、イバン・バッソ(リクイガス)、カデル・エバンズ(BMC)ら、そしてマイヨジョーヌ、トーマ・ヴォクレールとアシストのピエール・ロラン(ユーロップカー)!

サンチェスは逃げ切って勝利を挙げ、3位には集団からアタックしたフランク・シュレックが入着。そしてなんと! 豪華メンバーと上ったボークレールはマイヨジョーヌをみごとに守った! フランス革命記念日の今日、なんて素晴らしいボークレールのリーダージャージだ。

◎リザルト=第12ステージ(ステージ順位)
01位=6h 01' 15"=サミュエル・サンチェス=エウスカルテル
02位= + 00' 07"=イェーレ・ファネンデルト=オメガファーマ・ロット
03位= + 00' 10"=フランク・シュレク=レオパード・トレック
04位= + 00' 30"=イヴァン・バッソ=リクイガス
05位= + 00' 30"=カデル・エヴァンス=BMCレーシング
06位= + 00' 30"=アンディ・シュレク=レオパード・トレック
07位= + 00' 35"=ダミアーノ・クネゴ=ランプレ・ISD
08位= + 00' 43"=アルベルト・コンタドール=サクソバンク
09位= + 00' 50"=トマ・ヴォクレール=ユーロップカー
10位= + 00' 50"=ピエール・ロラン=ユーロップカー


地元スペイン至近のこのステージで区間勝利を飾ったサミュエル・サンチェスがガッツポーズ

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マーク・カヴェンディッシュに競り勝つ

ツール・ド・フランス2011=第11ステージ

【現地取材リポート=第12報】
第11ステージの朝も雨で明けた。スタート地点のブレイレミンは昨日のゴールのカルモーのすぐそばで、とても小さな町だ。気温は17度前後と寒いくらいで、35度から10度くらいまでを行き来するツール・ド・フランスの過酷さを教えてくれる。こんなスポーツ、本当に、他にない。
▲写真=ひまわり畑の向こうを走るメイン集団。フランスを南下すると、季節も少し移ろってゆく気がする

総合首位はトーマ・ボークレール(ユーロップカー)が3日目を守りぬく

スタート直後のアタックは決まらなかったが、くねくねと曲がりくねるやや下り気味のコースで6人の逃げが決まり、メイン集団はマイヨジョーヌを擁するユーロップカーがコントロールを開始。タイム差は最大4分25秒までついた(33km地点)が、やはりゴールスプリントを狙うHTC・ハイロードらの牽引はすさまじく、大雨のなかラスト2kmで全員が吸収された。

ゴールスプリントは昨日のリベンジでマーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)がアンドレ・グライペル(オメガファルマ・ロット)に競り勝ち、このツール3勝目を飾った。これによりポイントリーダージャージであるマイヨ・ヴェールもカヴェンディッシュに移った。総合首位はトーマ・ボークレール(ユーロップカー)が3日目を守り抜いた。

◎リザルト=第11ステージ(ステージ順位)
01位=3h 46' 07"=マーク・カヴェンディッシュ=HTC・ハイロード
02位= + 00' 00"=アンドレ・グライペル=オメガファーマ・ロット
03位= + 00' 00"=タイラー・ファラー=ガーミン・サーヴェロ
04位= + 00' 00"=デニス・ガリムジャノフ=カチューシャ
05位= + 00' 00"=エドヴァルド・ボアッソン=チームスカイ
06位= + 00' 00"=ロメン・フェイユ=ヴァカンソレイユ・DCM
07位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
08位= + 00' 00"=セバスティアン・テュルゴー=ユーロップカー
09位= + 00' 00"=フランシスコホセ・ベントソ=モビスター
10位= + 00' 00"=ウィリアム・ボネ=FDJ


ゴールスプリントを制したマーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)(写真中央)。右はタイラー・ファラー(ガーミン・サーヴェロ)

ヘルメットや靴下まで全身黄色ずくめのトーマ・ボークレール(ユーロップカー)

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マイヨジョーヌはボークレール。チーム総合もユーロップカー

ツール・ド・フランス2011=第10ステージ

休養日明けの第10ステージは、オーリヤックからカルモーへの158km。第9ステージでクルマにはねられたファンアントニオ・フレチャ(スカイ)と、巻き込まれたジョニー・ホーヘルラント(ヴァカンソレイユ)はいずれもスタートしたが、その痛々しい姿に観客は息を呑んだ。
▲写真=大歓声のなか、出走サインに来たフランス人のトーマ・ボークレール(ユーロップカー)。ウエアはもちろんマイヨジョーヌ、バイクも黄色にペイントされたコルナゴに乗る。

今年のツール・ド・フランスは波乱含みで後半に

フレチャは両手両足に包帯、ホーヘルラントに至っては有刺鉄線に突っ込み、33針も縫ったという。事故を起こしたフランステレビジョンのクルマはレース除外の処分を受け、朝一番のレース無線ではレギュレーションの厳格化とその厳守がフランス語と英語で伝えられた。

レースは、総合成績1位のトーマ・ボークレール(ユーロップカー)に対し、2位のルイスレオン・サンチェス(ラボバンク)が1分49秒差。このため、総合に影響ない逃げを先行させようと最初の一時間はアタック合戦が続き、平均時速は51kmにもなった。

逃げたのは6人、ここには別府史之(レディオシャック)のアマチュア時代のチームメート、レミ・ディグレゴリオ(アスタナ)が含まれた。しかし、タイム差は最大4分弱とさほど広がらず、ラスト15kmの上り手前で全員が吸収。この坂でフィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット)が加速し、ボークレールらも応じて集団に15秒ほどの差を開いたがこれは決まらず。ゴールスプリントはアンドレ・グライペル(オメガファルマ・ロット)が既に2勝しているマーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)を抑え、一勝目を飾った。マイヨジョーヌはボークレールが守った。チーム総合首位もユーロップカーだ。

◎リザルト=第10ステージ(ステージ順位)
01位=3h 31' 21"=アンドレ・グライペル=オメガファーマ・ロット
02位= + 00' 00"=マーク・カヴェンディッシュ=HTC・ハイロード
03位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
04位= + 00' 00"=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ
05位= + 00' 00"=ロメン・フェイユ=ヴァカンソレイユ・DCM
06位= + 00' 00"=ダニエル・オス=リクイガス・ドイモ
07位= + 00' 00"=セバスティアン・イノー=アージェードゥーゼル
08位= + 00' 00"=ボルト・ボジッチ=ヴァカンソレイユ・DCM
09位= + 00' 00"=ジェレイント・トーマス=チームスカイ
10位= + 00' 00"=サミュエル・ドゥムラン=コフィディス


総合に影響ない逃げを先行させ、ユーロップカーのグリーンジャージ軍団がマイヨジョーヌを従えメイン集団をコントロールする

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マイヨジョーヌはトマ・ヴォクレールに

ツール・ド・フランス2011=第9ステージ

【現地取材リポート=第10報】
3週間かけてフランスを一周するこのツール・ド・フランスで、近年では休養日が2日設定されている。今年は第9ステージの翌日が最初の休養日。だから今日の選手たちは、「明日休める!」との気持ちでスタートしたはずだ。ただし、今日のコース、イソワールからサンフルールへの208kmは手強かった。カテゴリー4級、3級、2級合わせて8箇所。これらの峠をひたすら越えて、勝利が得られるのだ。
▲写真=ルイスレオン・サンチェス(ラボバンク)が区間勝利を挙げた。両手を挙げたポーズは、彼の子供に宛てたものだという。

ユキヤのチーム「ヨーロップカー」のトマ・ヴォクレールがマイヨジョーヌ

序盤はなかなか逃げが決まらなかったが、トマ・ヴォクレール(ユーロップカー)、ジョニー・ホーヘルラント(ヴァカンソレイユ)、ファンアントニオ・フレチャ(スカイ)がどうにか集団を引き離し、そこにサンディ・カザー(FDJ)とルイスレオン・サンチェス(ラボバンク)、ニキ・テルプストラ(クイックステップ)が合流、6人の逃げが成立した。
集団と6人の追いかけっこは今日一日続いたが、さすがに8つもの峠を上り下りするステージでは後続集団も十分に力を発揮できないのか、ヴォクレールらの集団は最大7分もの差を開き、ラスト38km地点まで来た。ここで生中継の映像に映ったのが、逃げるフレチャにフランステレビのクルマが接触、せっかく集団を引き離していた2人の選手が路肩へと吹っ飛ばされたのだ。

トマら3人となった先頭はそのままゴールのサン・フルールへ走りきり、区間勝利はサンチェス、マイヨジョーヌは新城幸也のチームメート、トマ・ヴォクレールのものとなった。

◎リザルト=第9ステージ(ステージ順位)
01位=5h 27' 09"=ルイスレオン・サンチェス=ラボバンク
02位= + 00' 05"=トマ・ヴォクレール=ユーロップカー
03位= + 00' 13"=サンディ・カザール=FDJ
04位= + 03' 59"=フィリップ・ジルベール=オメガファーマ・ロット
05位= + 03' 59"=ピーター・ベリトス=HTC・ハイロード
06位= + 03' 59"=カデル・エヴァンス=BMCレーシング
07位= + 03' 59"=アンディ・シュレク=レオパード・トレック
08位= + 03' 59"=トニ・マルティン=HTC・ハイロード
09位= + 03' 59"=フランク・シュレク=レオパード・トレック
10位= + 03' 59"=ダミアーノ・クネゴ=ランプレ・ISD


選手たちはコース上に待ち構えたチームスタッフから、食料や水の入ったサコッシュと呼ばれる袋を受け取り、食事にする。距離の長いロードレースならではのシステムだ

トマ・ヴォクレール(ユーロップカー)が2004年以来2度目のマイヨジョーヌに袖を通した。これで来年もユーロップカーのツール招待は確実だろう

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レース白熱・観衆釘付。ルイ・コスタが独走でツール初勝利

ツール・ド・フランス2011=第8ステージ

【現地取材リポート=第9報】
ツール・ド・フランスはフランス中央部まで南下してきた。今日はエグランドからシュペルベス・サンシーへの第8ステージ。途中にはカテゴリー4級の上りが2つ、そして2級の上り、最後が6kmで300m弱上る、スキーリゾートシュペルベスへの上りフィニッシュだ。
▲写真=ルイ・コスタ(モビスター)が独走でラスト1kmのアーチをくぐる。前方に位置するのはテレビカメラのオートバイと、新聞社のオートバイだ

ルイ・コスタがツール初勝利。トール・ヒュースホーウトはマイヨジョーヌ死守

今日は9人の逃げが形成された。ここには新城幸也のチームメート、シリル・ゴチエ(ユーロップカー)が入り、区間逃げ切り勝利を狙った。しかし、ゴールが近づくとタイム差は次第に詰まり、合わせて黒い雲が選手たちに近づく。メイン集団からは1分ほどに縮まった逃げ集団を追ってカウンターアタックが起き、レースは俄然白熱。ゴール地点に用意された大画面に、観衆は釘付けだ。

逃げ切ろうと抵抗するルイ・コスタ(モビスター)に対し、カウンターアタックのアレクサンドル・ヴィノクロフ(アスタナ)がじわじわと近づく。その後ろではフィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット)やアルベルト・コンタドール(サクソバンク・サンガード)らが総合争いを繰り広げる。まだツール1週間目だが、激しい争いは大歓迎だ。ルイ・コスタは独走でツール初勝利を挙げ、なんとコンタドール集団に食らいついたトール・ヒュースホーウト(ガーミン・サーヴェロ)はマイヨジョーヌを死守した。

◎リザルト=第8ステージ(ステージ順位)
01位=4h 36' 46"=ルイ・コスタ=モビスター
02位= + 00' 12"=フィリップ・ジルベール=オメガファーマ・ロット
03位= + 00' 15"=カデル・エヴァンス=BMCレーシング
04位= + 00' 15"=サミュエル・サンチェス=エウスカルテル
05位= + 00' 15"=ピーター・ベリトス=HTC・ハイロード
06位= + 00' 15"=ドリス・デヴェナインス=クイックステップ
07位= + 00' 15"=ダミアーノ・クネゴ=ランプレ・ISD
08位= + 00' 15"=アルベルト・コンタドール=サクソバンク
09位= + 00' 15"=アンディ・シュレク=レオパード・トレック
10位= + 00' 15"=フランク・シュレク=レオパード・トレック


フランス2チャンネルの画面で受賞選手のインタビューを流すなか、遅れた大集団がようやくフィニッシュラインに到着した

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ルマン24時間のサーキットからスタート

ツール・ド・フランス2011=第7ステージ

【現地取材リポート=第8報】
今日も朝から曇り空、スタート前には雨まで落ちてきて、チームのメカニック達は自転車のチェーンにグリスを塗るなど雨対策に大わらわだ。スタート地点はあのルマン24時間のサーキット。駐車スペースも豊富なこの場所が選ばれた。
▲写真=マーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)がチームメートの強い援護の末にゴールを制した。うれしさのあまり彼はガッツポーズのあと、頭を抱えた。

ゴールスプリントは、第5ステージに続いてマーク・カヴェンディッシュ

シャトールーまで218kmのレースは、序盤から4人が逃げた。メンバーはジャンニ・ミールスマンとミカエル・ドゥラジェ(いずれもFDJ)、パブロ・ウルタスン(エウスカルテル)、ヤニック・タラバルドン(ソジャサン)。今日は風がとても強く、歩いていても押し戻されそうになるほどだから、4人でタイム差をつけるのは大変そうだが、彼らは最大7分差をつけて走り続けた。

集団では今日も落車が多発。有力どころがツールを去ったほか、終盤の落車で後続集団に取り残された選手たちは総合順位に致命的な差をもらってしまった。逃げ集団を捕らえた後のゴールスプリントは、第5ステージに続いてマーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)がツール通算17勝目を飾り、トール・フースホフト(ガーミン・サーヴェロ)がリーダージャージを守った。

◎リザルト=第7ステージ(ステージ順位)
01位=5h 38' 53"=マーク・カヴェンディッシュ=HTC・ハイロード
02位= + 00' 00"=アレッサンドロ・ペタッキ=ランプレ・ISD
03位= + 00' 00"=アンドレ・グライペル=チームHTCコロンビア
04位= + 00' 00"=ロメン・フェイユ=ヴァカンソレイユ・DCM
05位= + 00' 00"=ウィリアム・ボネ=FDJ
06位= + 00' 00"=デニス・ガリムジャノフ=カチューシャ
07位= + 00' 00"=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ
08位= + 00' 00"=セバスティアン・テュルゴー=ユーロップカー
09位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
10位= + 00' 00=セバスティアン・イノー=アージェードゥーゼ


逃げる4人は快調なペースを刻んでメイン集団を引き離した

マイヨジョーヌを着るトール・フースホフトが表彰台に上る

◇この記事は、「日報サイクル」が「ハブクリエイト」と「ニュースオンライン」の協力を得て現地に派遣し取材を実施しています。

エドワルド・ボアソンハーゲン初勝利を飾る

ツール・ド・フランス2011=第6ステージ

【現地取材リポート=第7報】
第6ステージ、ディナン~リジウーへの226.5kmは、今年のツール最長のステージだ。各チームはスタート前からレインタイヤやレインウエアを準備していたが、その見込み通り、しばらくして雨が降り始めた。もともと強い風、そして時々強まる雨脚。そのなかで逃げを決めた5人は、メイン集団に対し最大11分差を開いた。
▲写真=24歳のエドワルド・ボアソンハーゲン(スカイプロサイクリング)がツール初勝利

エドワルド・ボアソンハーゲン(スカイプロサイクリング)がゴールスプリントを制して初勝利

降ったり止んだりの雨は、そのたびにチームのアシスト勢がレインウエアを取りにチームカーまで下がり、エース達に配る。その動作だけでも大変なのに、今日は繰り返し、だ。今日は昨日のように落車のオンパレードになるのか?

しかしさすがはプロ、レースは終盤のラスト3kmを切って逃げていた全員を吸収した。この最後の3kmからは上り坂、ここでトマ・ヴォクレール(ユーロップカー)らのアタックがあったが決まらず。ゴールスプリントはエドワルド・ボアソンハーゲン(スカイプロサイクリング)がマイヨジョーヌのトル・フースホフト(ガーミン・サーヴェロ)を退けてツール・ド・フランス初勝利を飾った。

◎リザルト=第6ステージ(ステージ順位)
01位=5h 13' 37"=エドヴァルド・ボアッソン=チームスカイ
02位= + 00' 00"=マシュー・ゴス=HTC・ハイロード
03位= + 00' 00"=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ
04位= + 00' 00"=ロメン・フェイユ=ヴァカンソレイユ・DCM
05位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
06位= + 00' 00"=アルテュール・ヴィショ=FDJ
07位= + 00' 00"=フィリップ・ジルベール=オメガファーマ・ロット
08位= + 00' 00"=ゲラルド・チオレック=クイックステップ
09位= + 00' 00"=マルコ・マルカート=ヴァカンソレイユ・DCM
10位= + 00' 00=アルノー・ジャネソン=FDJ


コースは有名な景勝地、モン・サン=ミシェル(背景右奥)のそばを通った。メイン集団はそれを振り返りながらレースを進める

◇この記事は、「日報サイクル」が「ハブクリエイト」と「ニュースオンライン」の協力を得て現地に派遣し取材を実施しています。

最後の緩い上り坂でマーク・カヴェンディッシュが逃げ切り勝利

ツール・ド・フランス2011=第5ステージ

【現地取材リポート=第6報】
昨日の雨に続いて、ブルターニュ地方の重苦しい空を背負った第5ステージ。大きな雲が来ると周囲はどっかり曇り、場所によっては小雨がぱらつくことも。カルエからカプ・フレエルへの第5ステージは164.5km、長くはないが厳しい争いになることが予想された。
▲写真=マーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)がツールでの区間通算16勝目を飾った。

新城幸也のチームメートであるトマは残り2kmまで逃げたが無念に

序盤、逃げを打ったのはセバスティアン・テュルゴー(ユーロップカー)、ホセイバン・グティエレス(モビスター)、アントニー・ドラプラス(ソール・ソジャサン)、トリスタン・バランタン(コフィディス)の4人。彼らはすぐに2分から3分の差を開き、メイン集団では落車が相次ぐ。急に狭くなる道、そして横風が、プロライダーたちの走りをスムーズでなくしている様子だ。

逃げ集団が118km地点で後続に捕らえられ、142km地点でジェレミー・ロワ(FDJ)とトマ・ヴォクレール(ユーロップカー)がアタック。新城幸也のチームメートであるトマは残り2kmまで逃げたが、ついに集団に吸収。上り基調のアップダウンで、予想の難しいゴールスプリントになった。

マイヨジョーヌのトル・フースホフト(ガーミン・サーヴェロ)とフィリップ・ジルベール(オメガファルマ・ロット)、ウィリアム・ボネ(FDJ)らがスプリントに入ったが、最後の緩い上り坂でマーク・カヴェンディッシュ(HTC・ハイロード)が真打ち登場。みごとにスプリントを制し、区間勝利を飾った。

◎リザルト=第5ステージ(ステージ順位)
01位=3h 38' 32"=マーク・カヴェンディッシュ=HTC・ハイロード
02位= + 00' 00"=フィリップ・ジルベール=オメガファーマ・ロット
03位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
04位= + 00' 00"=トニー・ギャロパン=コフィディス
05位= + 00' 00"=ジェレイント・トーマス=チームスカイ
06位= + 00' 00"=アンドレ・グライペル=オメガファーマ・ロット
07位= + 00' 00"=セバスティアン・イノー=アージェードゥーゼル
08位= + 00' 00"=ウィリアム・ボネ=FDJ
09位= + 00' 00"=ダニエル・オス=リクイガス・キャノンデール
10位= + 00' 00=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ


逃げを打った4人が、海の見えるところまで来た。前からセバスティアン・テュルゴー(ユーロップカー)、ホセイバン・グティエレス(モビスター)、アントニー・ドラプラス(ソール・ソジャサン)、トリスタン・バランタン(コフィディス)

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本降りの雨の中、写真判定でエヴァンスが勝利

ツール・ド・フランス2011=第4ステージ

【現地取材リポート=第5報】
ロリアンからミュール・ド・ブルターニュへの第4ステージ、スタート時刻の12時50分が近づくと雨が降り出し、やがて本降りとなった。今日のゴールはラスト2kmに厳しい登坂が待っており、そこで総合争いが起きることは明白だ。
▲写真=ラスト2kmを過ぎて、ユルフン・バンデンブルック(オメガファルマ・ロット)がチームメートのフィリップ・ジルベールを協力に牽引するが、コンタドールやフランク・シュレックもマークを外さない

写真判定で勝利はエヴァンスに

ロリアンの大きな街を出るためにパレードは9km、そして郊外に出てすぐにアタックしたのはジェレミー・ロワ(FDJ)。これに続きジョニー・ホーヘルラント(バカンソレイユ)、ブレル・カドリ(アージェードゥーゼル)、イマノル・エルビティ(モビスター)、ゴルカ・イサギレ(エウスカルテル)の5人が先頭集団を形成した。

残り4kmを過ぎてようやく逃げはすべて捕まり、噂のラスト2km、ミュール・ド・ブルターニュに向けてアルベルト・コンタドール(サクソバンク・サンガード)らの動きが激しくなった。

コンタドールが左端から加速するが、残り1kmはやや勾配が緩く、大きく差をつけることは難しい。コンタドールをジルベールらが追走し、最後はカデル・エヴァンス(BMCレーシング)とコンタドールの一騎打ちに。コンタドールが手を挙げてフィニッシュしたが、写真判定で勝利はエヴァンスのものとなった。このコンタドール集団でフィニッシュしたフースホフトは、マイヨジョーヌを今日もしっかりと守り抜いた。

◎リザルト=第4ステージ(ステージ順位)
01位=4h 11' 39"=カデル・エヴァンス=BMCレーシングチーム
02位= + 00' 00"=アルベルト・コンタドール=サクソバンク・サンガード
03位= + 00' 00"=アレクサンドル・ヴィノクロフ=アスタナ
04位= + 00' 00"=リゴベルト・ウラン=チームスカイ
05位= + 00' 00"=フィリップ・ジルベール=オメガファーマ・ロット
06位= + 00' 00"=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ
07位= + 00' 00"=マティアス・フランク=BMCレーシングチーム
08位= + 00' 00"=サムエル・サンチェス=エウスカルテル
09位= + 00' 00"=ユルゲン・ファンデワール=オメガファーマ・ロット
10位= + 00' 00=アンドレアス・クレーデン=ドイツ、レディオシャック


沿道の子供たちは大盛り上がり。「アーレ(行け)、アーレ!」と登坂のリズムを声援で作り、ツール・ド・フランスを楽しんでいた

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タイラー・ファラーが、亡きW・Wを指で示し勝利を祝う

ツール・ド・フランス2011=第3ステージ

【現地取材リポート=第4報】
オロンヌ・シュルメールからルドンへの第3ステージは198km。コース全体の高低差はほとんどなく、唯一の坂はレース終盤にあるサン・ナゼールの橋くらい。今日も快晴の空の下、まだ誰もリタイアしていない198人の選手たちはレースをスタートした。
▲写真=タイラー・ファラー(ガーミン・サーヴェロ)が大人数のゴールスプリントを制した。

大人数のゴールスプリントに歓声がわく

スタート直後に成立した逃げの選手は5人。総合で1分9秒遅れのホセイバン・グティエレス(モビスター)や2分35秒遅れのミカエル・ドゥラジェ(FDJ)らだ。快調に差を広げるこの5人は最大8分まで差を広げたが、フィニッシュが近づくと全員がメイン集団に吸収された。ゴールスプリントを制したのはタイラー・ファラー(ガーミン・サーヴェロ)。5月のジロ・デ・イタリアで親友のワウテル・ウェイラントを亡くしたファラーが、ウェイラントの頭文字であるW・Wを指で示し、勝利を祝った。マイヨジョーヌはトール・フースホフト(ガーミン・サーヴェロ)が守った。

◎リザルト=第3ステージ(ステージ順位)
01位=4h 40' 21"=タイラー・ファラー=ガーミン・サーヴェロ
02位= + 00' 00"=ロメン・フェイユ=ヴァカンソレイユ・DCM
03位= + 00' 00"=ホセホアキン・ロハス=モビスター
04位= + 00' 00"=セバスティアン・イノー=アージェードゥーゼル
05位= + 00' 00"=マーク・カヴェンディッシュ=HTC・ハイロード
06位= + 00' 00"=トル・フースホフト=ガーミン・サーヴェロ
07位= + 00' 00"=ジュリアン・ディーン=ガーミン・サーヴェロ
08位= + 00' 00"=ボルト・ボジッチ=ヴァカンソレイユ・DCM
09位= + 00' 00"=アンドレ・グライペル=オメガファーマ・ロット
10位= + 00' 00=ジミー・アングルヴァン=ソール・ソジャサン


この日逃げたのは前からミカエル・ドゥラジェ(FDJ)、ニキ・テルプストラ(クイックステップ)、ルベン・ペレス(エウスカルテル)、マクシム・ブエ(アージェードゥーゼル)、ホセイバン・グティエレス(モビスター)

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ガーミン・サーヴェロがTTを制す

ツール・ド・フランス2011=第2ステージ

【現地取材チーム=第03報】
第2ステージはレゼサールから出発してレゼサールへ戻る23kmのチームタイムトライアル。これはチームの9人が一斉にスタートし、先頭を頻繁に交替して空気抵抗を軽減しながら23kmを走りきるものだ。スタート&フィニッシュを招致したレゼサールは、新城幸也が所属するチーム・ユーロップカーの拠点がある小さな町で、当然、今日のユーロップカーのモチベーションはMAXだ。
▲写真=チームタイムトライアルを走るヨーロップカーのライダーたち。22チーム中12位、25分38秒で23kmを走った。フランスチャンピオンジャージはクリストフ・ケルヌ。

23kmを25分16秒でフィニッシュ、平均時速は54kmの早さ

最初にスタートしたサクソバンク・サンガードは、優勝候補のアルベルト・コンタドールのいるチーム。23kmを25分16秒でフィニッシュ、平均時速は54kmだ、速い!。22チームは7分間隔で出走するため、その間、観客は見るポジションを移動したり、仮設売店に飲み物を買いに行ったり。レースはちゃんと行われているのだが、雰囲気はまるでお祭りのようだ。

優勝したのはガーミン・サーヴェロチーム。なんと時速57kmで24分間を駆け抜けた。クルマ並みだ!。総合リーダージャージは同チームのトール・フースホフトが獲得。フィリップ・ジルベールは1日天下に終わった。

◎リザルト=第2ステージ(ステージ順位)
01位=24'48"=TEAM GARMIN -CERVELOGRM(ガーミン・サーヴェロ)
02位= +04"=BMC RACING TEAMBMCBMC(レーシングチーム)
03位= +04"=SKY PROCYCLINGSKY(チームスカイ)
04位= +05"=TEAM LEOPARD-TREKLEO(レオパード・トレック)
05位= +05"=HTC - HIGHROADTHR(ハイロード)
06位= +10"=TEAM RADIOSHACKRSH(レディオシャック)
07位= +12"=RABOBANK CYCLING TEAMRAB(ラボバンク)
08位= +28"=SAXO BANK SUNGARDSBS(サクソバンク・サンガード)
09位= +32"=PRO TEAM ASTANAAST(アスタナ)
10位= +39"=OMEGA PHARMA-LOTTOOLO(オメガファーマ・ロット)


キャラバン隊と言われる広告部隊の車両が、レースの1時間ほど前に観客を訪問する。何がもらえるのかな? ここでは老若男女の区別なく、お土産を受け取った者勝ちだ。

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フィリップ・ジルベールが後続を突き放してフィニッシュ

ツール・ド・フランス2011=第1ステージ

【現地取材リポート第02報】
7月2日、第98回ツール・ド・フランスが開幕した。残念ながら新城幸也(TEAM EUROPCAR=ユーロップカー)を始めとする日本勢は参加を逸したが、22チーム、198人の選手がフランス西部、ヴァンデ県に集結。パサージュ・デュ・ゴワからモンデザルエットへ、191.5kmの第1ステージに臨んだ。
▲写真=表彰台でマイヨジョーヌを着用したフィリップ・ジルベール

フィリップ・ジルベールが後続を突き放してフィニッシュ

パサージュ・デュ・ゴワは、潮の満ち引きによって現れる「海の道」。ここでセレモニーが行われ、選手がスタートした。序盤からさっそく地元チームでもあるユーロップカーのペリグ・ケムヌーら3人が逃げ集団を形成。メイン集団に対し最大で6分以上の差を開いたが、オメガファルマ・ロットらが集団を牽引してゴール前に吸収。ゴール前4kmからの上り坂は地図で見るよりも遥かに厳しく、この坂で一気にスピードを上げたベルギーチャンピオンのフィリップ・ジルベール(OMEGA PHARMA-LOTTO=オメガファルマ・ロット)が後続を突き放してフィニッシュ。総合リーダーの証であるマイヨジョーヌに袖を通した。

◎チームメンバー【OLO】
OMEGA PHARMA-LOTTO=OLO= オメガファルマ・ロット

031= VAN DEN BROECK Jurgen=ユルゲン・ファンデンブロック
032 =GILBERT Philippe=フィリップ・ジルベール
033 =GREIPEL André=アンドレ・グライペル
034 =LANG Sebastian=セバスティアン・ラング
035 =ROELANDTS Jurgen=ユルゲン・ルーランズ
036 =SIEBERG Marcel=マルセル・シーベルグ
037 =VAN DE WALLE Jurgen=ユルゲン・ファンデワール
038 =VANENDERT Jelle=イェーレ・ファネンデルト
039 =WILLEMS Frederik=フレデリック・ヴィレムス

◎リザルト=第1ステージ(ステージ順位)
01位=4h 41' 31"=フィリップ・ジルベール=オメガファルマ・ロット
02位= + 00' 03"=カデル・エヴァンス= BMCレーシングチーム
03位= + 00' 06"=トル・フースホフト= ガーミン・サーヴェロ
04位= + 00' 06"=ホセホアキン・ロハス=モヴィスター チーム
05位= + 00' 06"=ユルゲン・ヴァンデンブロック=オメガファルマ・ロット
06位= + 00' 06"=ゲラント・トーマス=チームスカイ
07位= + 00' 06"=アンドレアス・クレーデン=チーム・レディオシャック
08位= + 00' 06"=レイン・タラマエ コフィディス=ルクレディアンリーニュ
09位= + 00' 06"=クリストファー・ホーナー=チーム・レディオシャック
10位= + 00' 06"=トニー・マルティン=HTC・ハイロード

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今年もマイヨジョーヌをかけてツール・ド・フランスが開幕

ツール・ド・フランス2011

【現地取材リポート第01報】
自転車ロードレースの世界的レース「ツール・ド・フランス2011」が2011年(平成23年)7月2日に開幕した。
▲写真=スタートは、潮が引けると現れるパッサージュ・デュ・ゴワ。約4キロはパレード的に走行する。

激戦となる予感、みどころにあふれる2011年

激烈なレースは走行距離3400キロの各ステージで競われ、24日のバリまでピレネーやアルプスなどの山岳越えを含めて22チーム、198名の選手たちが疾走する。ディフェンディングチャンピオンアルベルト・コンタドール(Alberto CONTADOR VELASCO=スペイン=サクソバンク・サンガード)が、NO1を付けて第1ステージをスタートし、3連覇と4度目の優勝をかけて勝負するが、その行方が注目ポイントとなる。

◎データ=直近のツール総合優勝者
2010年=アルベルト・コンタドール(スペイン)
2009年=アルベルト・コンタドール(スペイン)
2008年=カルロス・サストレ(スペイン)
2007年=アルベルト・コンタドール(スペイン)

◇この記事は、「日報サイクル」が「ハブクリエイト」と「ニュースオンライン」の協力を得て現地フランスでの取材を実施しています。

「男子エリート」でフミとユキヤが1位と2位でゴール

全日本自転車競技選手権ロードレース2011

大会の開催は震災前に決まっていた。しかし、震災を受けて、この大会の意味は大きく変わり「元気を見せるレース。元気を与える大会」へと変化したように思える。クライマックスは「男子エリート」。熾烈なゴールスプリントで、1位が別府史之、2位が新城幸也、3位が清水都貴となった。岩手県八幡平。多くの歓声で包まれ復興に立ち向かう人々への応援になった大会だった。

「強くなって戻ってきたい」の言葉はファンへの約束でもある

充分なトレーニングを積んで参戦した別府史之。勝負のラスト200~250メートルで6人のトップグループから抜け出てゴールに。常にレースの主役でいた新城幸也も追いすがるが間に合わず優勝を譲った。「あと100メートルあれば・・・」と、新城は無念の思いに違いない。

惜しくもツール・ド・フランス2011(Tour de France 2011)でチームユーロップカーの名簿からはずれてしまった新城幸也。しかし、「男子エリート」の姿は、幸也ファンの心に響く走りだった。

チームのオーナースキームの変更によりジャージも、赤の時代(梅丹本舗・GDR)、青の時代(Bboxブイグテレコム=ビーボックスブイグテレコム)、そして緑青と黒の時代(TEAM EUROPCAR=チームユーロップカー)へと変化した。

黒が引き締まったイメージで疾風のように走破する姿は幸也ファンにはたまらない。惜しくも2位に留まったが可能性を秘めた2位。「強くなって戻ってきたい」の言葉はファンへの約束でもある。

◎全日本選手権ロードレース2011エリート男子
01位 別府史之(日本、レディオシャック)5:13:05
02位 新城幸也(日本、ユーロップカー)5:13;05
03位 清水都貴(ブリヂストンアンカー)5:13:05
04位 西薗良太(シマノレーシング)5:13:05
05位 増田成幸(宇都宮ブリッツェン)5:13:08
06位 鈴木譲(シマノレーシング)5;13;11
07位 西谷泰治(愛三工業レーシング)5:13:18
08位 福島晋一(トレンガヌプロアジア)5:13:22
09位 井上和郎(ブリヂストンアンカー)5:13:28
10位 綾部勇成(愛三工業レーシング)5:13:30


疾風のように走破する新城幸也

新城幸也、ツール・ド・フランス3年連続出場ならず

ツール・ド・フランス2011=事前情報

ツール・ド・フランス2011(Tour de France 2011)の出場権を持つユーロップカー(フランス=前Bboxブイグテレコム)は出場メンバーの発表をしたが、2年連続出場していた新城幸也の名前はなかった。
写真=昨年のツール・ド・フランスで。エタップ20のゴール

新城幸也が、新たな決意をファンに約束

ツール・ド・フランス2011(Tour de France 2011)の出場権を持つユーロップカー(フランス=前Bboxブイグテレコム)は出場メンバーの発表をしたが、2年連続出場していた新城幸也の名前はなかった。

新城幸也は、オフィシャルサイトで「応援して頂いている皆様」と題する報告をした。その中で、「今年も全日本選手権勝つことが出来ませんでした。ごめんなさい。そして、先ほどチームから発表があり、、、今年はツールドフランスに出る事が出来ません。楽しみにして頂いていた皆さん、本当にごめんなさい。僕はこの結果を受け止め、さらに強くなって帰ってきます。だから、これからも応援して下さい」と報告し新たな挑戦への決意を表した。

2011年(平成23年)7月2日に開幕する、ツール・ド・フランス2011(Tour de France 2011)は、時計と逆回りでフランス全土を走破する。エタップ1はPassage du GoisからMont des Alouettesまでの191.5 km 。海の中にある道「海道」を通過するパサージュ・デュ・ゴワのコースからのスタート。

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