風と光をあびてMY-WAY
感動的なサイクルライフスタイルを。



悔しいっ。逃げ切るはずだった…。

ツール・ド・フランス2012=ステージ18

【現地取材リポート=第42報】
今朝、新城はチームバスの中で「もう一度、ポディウムに乗るためには、やっぱり敢闘賞かなぁ」と、冗談ぽく語っていた。しかし、冗談ではなく新城はこのステージが最後のチャンスと考えていた。それは敢闘賞の表彰台では無く新城が今日狙ったのは区間優勝だ。

写真=ゴール後、活躍を称してツールドフランスを中継しているフランスのテレビ局の生放送でインタビューを受ける新城。フランス人以外の選手がインタビューを受けるのは異例のこと。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

「あぁ~、どうせ吸収されてしまうなら、自分からさらにアタックすれば良かった、、、。悔しい」

新城のアタックがきっかけで16人の先頭集団が形成され、ゴール20km手前で後続集団が、じわじわと、その差を縮めタイム差が1分を切った時、新城と一緒に逃げていた集団の選手がアタック。これまで、協調体制を保ち、2人が脱落し、これまでともに走って来た14人の先頭集団はいっきにバラバラになり、新城はそのアタックに反応が遅れ後から追う立場になってしまった。

「他の選手の陰で、アタックが見えなかった。みんなの脚がまだ余裕があるような感じだったから、自分が追いかけて消耗したら、ゴールで負けるなって思った」。しかし、メイン集団はもう、すぐ数秒のところに迫っていて、新城は前を追いながらも集団に吸収されてしまった。「あぁ~、どうせ吸収されてしまうなら、自分からさらにアタックすれば良かった、、、。悔しい」と、語った。

新城は最後まで区間優勝を視野に入れ、戦略を考え動いた。そう、もうすでに区間優勝に手が届くところにいる選手である事を、このツールで証明したのだ。明日は53kmの個人タイムトライアル。そしてシャンゼリゼのゴールまで後173km。新城のツールもあと少し。

-----
◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。