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エースを守りきったチームヨーロッパカーの選手達!!

ツール・ド・フランス2012=ステージ17

【現地取材リポート=第40報】
今朝はスタート前から、新城にとって嬉しいことがあった。昨日のステージのチーム成績1位がチームヨーロッパカーで、朝の出走サインをするステージで表彰されるセレモニーがあり、チームヨーロッパカーの選手達がステージに立つと、会場中から大きな歓声が上がった。副賞としてコンパクトデジタルカメラが入っていた。「デジカメが欲しい。何を買おうか迷っている」と、言っていた新城にはまさにご褒美だ。そして、そのデジカメの箱を嬉しそうに持ちながら「脚は少し疲れているけど、気持ち的には元気だよ。大丈夫!!」と、昨日の激走のダメージや疲れを感じさせない様子で語っていた。

写真=会場中からの大きな歓声の中、誇らしげにステージに立つチームヨーロッパカーの選手たち。(PHOTO=大前仁Hitoshi OMAE)

体力の消耗や、疲労はすでにピークを過ぎているアシスト選手達。しかし、エースのジャージを守りきったことに、みんな誇らしげだ。

レースは、今日もミディピレネーの激しい山岳コース。エースのトマはマイヨアポア(山岳賞ジャージ)を着用して出走。山岳ポイント2位の選手との差が4ポイントということもあり、チームはピリッとした雰囲気で、アシスト選手達にはトマの山岳賞ジャージを守るという責任が課せられた。

新城はペースを保ち淡々と上りをこなしていたが、途中チェーンが絡まるというメカニックトラブルで自転車を交換するというアクシデントがあったものの、新城の後ろを走っていたフィリップ・ジルベール(BMC)や、ピェリック・フェデリゴ(FDJ)らの小集団と合流し、無事にゴール。そして、トマは今日の超級山岳でも順調に山岳ポイント獲得し、マイヨアポアを守り、このままアクシデントなくパリでゴールすれば、凱旋門の表彰台に立つことが決まった。体力の消耗や、疲労はすでにピークを過ぎているアシスト選手達。しかし、エースのジャージを守りきったことに、みんな誇らしげだ。

そんな中、新城は「自分はまだまだ元気だよ!!トマ本当に良かった~!!すごいね!」とエースの走りを称え、チームは新城のアシストを称えた。新城の好調ぶりは、来週末のオリンピックでの走りを考えながらコンディションを調整しているようにも感じる。

ツール・ド・フランスはいよいよ残り3ステージ。そして明日は、レース後に400kmを超える長距離移動が待っている。これがツールだ。


霧が立ちこめるミディピレネーの峠を淡々と上る新城。表情には余裕がある。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。