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落車の影響も無し。新城は淡々とチームの仕事をこなす!

ツール・ド・フランス2012=ステージ14

【現地取材リポート=第34報】
第14ステージのスタート前、新城に「昨日の落車の影響は?」と質問すると「ちょっと首が痛い」と応えていた。そして、両肘には擦過傷が確認できる。今日スタートラインに並ぶ選手を見渡すとどのチームの選手も過酷なコースレイアウトや、落車の影響で膝のテーピングや、ガーゼや包帯など怪我の治療跡がある選手が増えている。ここまで14ステージ走っていたどの選手達も満身創痍なのだ。

写真=スタート直前の新城。昨日の落車の跡が両ひじに残るが走りに支障はないという。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

ここは、新城はプロ選手として走りだし、成長を遂げてきた思い入れが深い場所。

そんな中、ステージはピレネー山脈へと入ってきた。ここは、新城はプロ選手として走りだし、成長を遂げてきた思い入れが深い場所でもある。峠も道も熟知しているからこそ、その厳しさも知っている。

落車の影響もなくレース序盤のカテゴリー2の峠も40人ほどの先頭集団で走行していたその時、数人の選手が同じ場所で一斉にパンク。新城がアシストするピエール・ローランもその一人だった。選手達の話を聞くと「ピンや画鋲の様なものがコース上にまかれていたのでは」というような大量パンクだった。新城はピエールが車輪を交換するのを待ち、集団の前方へ戻るまでピエールの風よけとなっていた。その時、先頭集団に残っていたチームのエース2人(トマ・ヴォクレールとピエール・ローラン)、セリル・ゴッチェ、そして新城の中からセリルがアタック。

先行する少人数の逃げが出来て、新城の仕事は終了。カテゴリー1の峠を2つ越えて一番大きな集団の中でのゴールとなった。「今日は余裕っ。余裕。セリルが行ってくれたから。調子良いよっ!」と、明るい声で話す新城に落車の影響も疲れの色も感じられない。明日のステージを終えると、明後日は休養日。新城にはあと1週間となったツール・ド・フランスで、まだまだ何かやってくれそうな余力が感じられる。


日の丸を振る新城の熱烈ファングループは全員フランス人。「アラシロ ガンバレ」日本語での応援はフランスでの新城人気を物語る。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

日に日に増えるチームバスを取り囲むファンの人垣。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。