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新城、落車にヒヤりも、怪我は無し

ツール・ド・フランス2012=ステージ13

【現地取材リポート=第33報】
キャトーズ・ジュリエ(7月14日)はフランス革命記念日。フランス人のお祭りのこの日が今年は土曜日ということでヴァカンス渋滞。更にこのツール・ド・フランスでの道路封鎖が重なり、観戦渋滞となり高速道路の車の列は動く気配がない。チームバスや、チームカーも高速道路は使わずに、長距離でも一般道を使ってスタート地点に向かうように。と、指示が出ていたので選手達は早起きだ。

写真=スタート地点に着いて、出走サインに向かうピエールと新城。ここから、すでにアシストが始まっている様にも見える。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

怪我はない。体は大丈夫。調子も良いよ、だからこそ悔しい。

こんな慌ただしい朝、第一監督のドミニク・アルノーはフランスのテレビ局の取材陣に囲まれ「今のチームの状況、コンディションは?」という質問に対して、「ユキヤの毎日の働きは素晴らしい」と、真っ先に新城の名前を挙げた。

その新城はレース50km地点でボトルを取り損ね、そのボトルが車輪にはまってしまい、転倒。幸い怪我は右肘の擦過傷(さっかしょう)程度だったか、4kmかけてメイン集団に追い付くという体力のロスをした。集団に合流した新城はマイヨジューヌ(総合トップ)のウィギンスと方を並べ、なにごともなかったかのように、チームのエースであるトマや、ピエールを守る仕事に徹した。

そして、横風の強く吹き付ける区間に入り、新城は先日のステージでの中切れを警戒し、前方でレースを進め、その姿は中継画面に大きく映し出されていた。エースのピエールと、トマとともに前方の集団でゴールしたのは新城だけだった。
 
ゴール後の新城は「あぁ~、悔しい(転んだことが)。すごく良い調子で走ってたのにっ」と、落車でのロスを悔やむ姿が見られたが、「怪我はない。体は大丈夫。調子も良いよ、だからこそ悔しい」と、悔しさを隠しきれない様子で語ったが、連日の新城の走りは他チームの監督陣からも注目される存在となったことは言うまでもない。


ゴール直後「怪我はない」とマッサージャーと会話する新城。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。