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ゴールまで後1913km。新城はチームの区間優勝に大貢献

ツール・ド・フランス2012=ステージ10

【現地取材リポート=第27報】
休養日明けの第10ステージはツールドフランス名物ともいえるカテゴリー超級の激しい山場が始まった。

写真=ゴールのシャンゼリゼまでの距離を表す看板と一緒に、スタート前の新城。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

チーム監督のアンディーは「今日のトマの勝利の50%はユキヤの働きだ」と、称えた。

そんな中、新城はいつものように自ら逃げを作るべき果敢なアタック。それが決まらなければ、チームメイトが入っていない逃げグループを潰す役割を序盤から展開し、レース中盤、チームのエースであるトマ・ヴォクレールを含む25人の先頭グループを形成。新城は、トマの負担を軽減し、好位置をキープするために自らが風よけとなり、登り坂での場所取りをするなど、アシストとしての働きを見せた。

その結果、そのアシストの働きに応えるべくチームのエースであり、フランスの英雄、トマは見事、区間優勝を果たした。

トマの表彰式が終わるころ、新城は小さな集団でゴールした新城は満面の笑みでゴールし、「トマを信じてた。他のチームが全然協力体制を見せないから、自分がトマを守ろうって思った。いゃー、ホントにきつかったけど良かったっ。嬉しいよっ」と、語る新城にゴールエリアに詰めかけた観客から「ブラボー!!」と、新城の走りを称える声が飛んだ。これがロードレースにおけるチームプレイの賜物だ。

新城の走りに対して、チーム監督のアンディーは「今日のトマの勝利の50%はユキヤの働きだ。」と、称えた。そして、多くの報道陣に囲まれ、身動きが取れないトマを残し、新城をはじめポディウム(表彰台)に関係のない選手達(チームメイト達)は足早にチームカーですぐに次のホテルへ向かう。

そう、それがステージレース。今日のチームの一勝の余韻に浸る暇なく、また明日も過酷なステージが待っているのだ。


トマの表彰式中に満面の笑みでゴールしてきた新城。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。