【現地取材リポート=第20報】
第7ステージ、ゴール手前数百メートルの間に、選手達にとっては「壁」とも言える急勾配が現れた。「まだまだ、先は長い」と冷静に応えるあたりがツール・ド・フランス3回目のゆとりと言えるのであろう。
写真=カメラに気が付き思わず笑みがでる新城。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)
「フランスのファンは厳しいから、良い選手しか応援しない。彼が毎日トマやピエールを助ける走りをしていることをちゃんとファンは知っているんだ」
今日は、カテゴリー1級の山頂ゴール。ゴールまで残り6kmのところでチームヨーロッパカーのゼネラルマネージャー、ジョンルネ・ベルノドー氏が運転する車に同乗し、ゴールへ向かった。
その間道の両側を埋め尽くすファンからは、「アレッ!ヨーロッパカー!!」「アレッ!トマ!!(チームのエース)」などと声援が絶え間なくかけられる。そして、「アラッシーロ」という声援もトマに並ぶ勢いで、それを聞いたジョンルネ氏は「ユキヤは本当に強くなっている。フランスのファンは厳しいから、良い選手しか応援しない。彼が毎日トマやピエールを助ける走りをしていることをちゃんとファンは知っているんだ。こんなにもフランスのファンから支持を受けているユキヤはスターだな。ユキヤは毎日ホントによく働いているよ」と満足げに語った。
レース後の新城は「今日も逃げを試みた。アタックしてそれが決まらなければ、トマとピエールを守る仕事。それは毎日同じ。言われなくても、何をするべきかわかっていないと、この仕事はできないからね。まだまだ先は長いっ!!」と語り、ゴールの山頂から足早にチームバスまで下って行った。
◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。

