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「ユキヤありがとう」ピエールローランから感謝の握手

ツール・ド・フランス2012=ステージ3

【現地取材リポート=第11報】
「今日はユキヤが逃げる日。」スタート前チームの第2監督のアンディーから新城はそう告げられた。しかし、新城は指示通りファーストアタックした(スタートしてすぐに飛び出した)ものの、すぐに後続集団からの追走に潰され吸収され、結局別のメンバーでの5人の逃げが決まりチームからはジョバンニ・ベルノドーが入ったため、新城はいつも通りエースのサポートに徹することになった。

写真=ピエールの怪我を心配する新城の姿。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

「いやぁ~、きついコースだった。でも、僕の好きなコースだったね」と新城幸也。

時折小雨がぱらつく天候のなか、滑りやすい海の近く特有の路面、更に細く曲がりくねった細かいアップダウンが続くコースに、アクシデントが相次ぎ、トマ・ヴクレールはパンクで遅れ、ピェール・ローランは2度の落車に巻き込まれた。

ピエールのケアを命じられている新城は一緒にストップし、ピエールが集団の良い位置に復活するまで、引き上げる役割を果たし、ゴール後チームヨーロッパカー中で最高位でゴールしたピエールはその後すぐにゴールした幸也に「ありがとう。ユキヤ。」と握手を交わす姿があった。そのピエールの左手は落車で指を切り、血で染まっていた。

「いやぁ~、きついコースだった。でも、僕の好きなコースだったねっ。集団に付いていくだけでなく、ピェールを前に引き上げたり、仕事しながらのこのコースだからねぇ。きついよ。雨降って、路面滑るし、。」と、コメントしているが、今日の何コースでのリザルト(成績表)が物語る通り、その表情からは、自分自身も良く走れているという、調子良さがうかがえた。


新城に対し、感謝を表すピエールとの握手。(PHOTO=大前仁Hitoshi OMAE)

◎取材=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。