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チーム内での仕事をこなす大切さ

ツール・ド・フランス2012=ステージ1

【現地取材リポート=第7報】
「今日の勝負どころはラスト3kmからの道幅が狭くなるダラダラ上りでしょう」スタート前、新城はそう言い切っていた。

写真=エースを守る仕事を終えてゴールした新城。(PHOTO=飯島美和Miwa IIJIMA)

チーム内で任されている自分の仕事をきっちりと果たしたユキヤ。

チームヨーロッパカーはベルギーに入りすぐにこのゴール付近のコースを試走していたのだ。上りのゴールスプリントなら新城の出番なのでは? と言う質問には、「今日の仕事はチームとして、誰か逃げに入るとこ。そして、トマとピェール(総合を狙う2人のエース)を守ることだから」と答えていた。

その言葉通り、チームヨーロッパカーからはヨハン・ジェーンが逃げグループに加わり、新城は常に、トマの近くで走っていた。エースを守るという仕事は単に前を走って風よけになるというだけではなく、ボトルや捕食を運ぶのはもちろんのこと、パンク等のアクシデントの際は自分の自転車をエースに差し出す。更にエースの負担を軽減するために集団の中での位置取りや、危険回避のための位置取りなど、まさに身を粉にして働くのだ。

レースは新城の読み通り、ゴール3km手前の緩い上り坂にさしかかると、一切ペースが上がり、そこにさしかかるまでにエースの位置取りのため、前方に出て風よけとなった新城は集団の後方に下がり仕事が終了。「チームの作戦、オーダー通りだったから良かったよ。中ギレ(集団が分裂してしまうこと。)があったけど、それまでにトマもピエールも前に連れて行ってたし!」と、チーム内で任されている自分の仕事をきっちりと果たせたことを満足しているようだった。

新城のコメントを聞き、ツール・ド・フランスに選ばれる9人はこういうことが出来き、チームからの信頼がある選手なのだと実感した。

◎取材・写真=飯島美和(Miwa IIJIMA)=チームヨーロッパカー広報アシスタント、日報サイクル欧州総局長。