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カンチェラーラが総合リーダーの証「マイヨジョーヌ」獲得

ツール・ド・フランス2012=プロローグ

【現地取材リポート=第5報】
例年、ツール・ド・フランスの初日はプロローグと呼ばれ(距離が長い場合は単に第1ステージとなる)、顔見世興行的なステージとなることが多い。今年のプロローグは6.4km、選手はここを7~8分ほどで走ることが予想された。

写真=マルクス・ブルクハルト(BMCレーシング)は今日が誕生日(6月30日)。「誕生日に来てくれてありがとう」とジョークをアンダーウエアに書いてスタート台に立った。

ヘアピンカーブが選手の速度を奪い、厳しいインターバル走行に

108番目出走の新城幸也(ユーロップカー)の後、113番目出走のシルヴァン・シャヴァネル(オメガファルマ・クイックステップ)が7分20秒という最速タイムを出した後は、そのタイムを更新する選手が出てこない。気温や風、そして何より2度のヘアピンカーブが選手の速度を奪い、厳しいインターバル走行を要求した。リエージュに集結した自転車ファンは、フライドポテトやベルギービールを片手に、選手たちに声援を贈った。

ラストから11番目、ブラッドリー・ウィギンス(チーム・スカイ)がシャヴァネルと同タイムながら1秒未満の差で暫定首位となったが、レディオシャック・ニッサンの最終走者、ファビアン・カンチェラーラがこれをあっさり塗り替え、7分13秒で首位に立った。

ツールは今日が初日であるため、カンチェラーラは総合リーダーの証、マイヨジョーヌに袖を通した。新城は38秒遅れの134位だった。


ファビアン・カンチェラーラ(レディオシャック・ニッサン)が重めのギヤをごりごり踏んで、ヘアピンカーブを曲がっていく。

◎取材・写真=大前仁(Hitoshi OMAE)=ジャーナリスト、フォトグラファー。